危険物の持ち込み禁止

次にあげる物品は、会場内に一切持ち込めません。
違反品は没収の上、退場して頂きます。

１．刀や剣・銃・武具・運道具など、またはその模造品
先のとがったツメや金属の鎧、鋭利な武具も入ります。テニスのラケット、バットも該当します。
メリケンサック等も持ち込めません。芯の入っていないヌイグルミなどは、小物ならば大丈夫です。

２．材質を問わず、３０ｃｍ程度の長さを超えるアイテム
本人に必要のない杖、ムチやハリセン・楽器・番傘・ラケットなども入ります。伸縮の出来るモノでも、最長が規定を超える場合は持ち込めません。アンテナを含む、無線機やカメラなどの機材も該当します。これは、安全を最優先に考えるためです。
★特にカメラは、タテ×ヨコ×高さがそれぞれ３０ｃｍを超えないようにして下さい。
　金属製カメラバッグ、レフ板、脚立、大きい外付フラッシュ、１脚・３脚も持ち込めません。

３．周囲に危害を加える可能性のあるもの
スパイクや大きく張り出た固い肩パッド、鋭利なツノやチェーン、長手錠、ボルトも含まれます。

４．ボール全般、また「投げる」事のできるモノ
円盤（お盆）・弓矢なども含み、材質を問わず持ち込めません。ヨーヨーも該当します。

５．乗用出来るモノ
自転車・ローラースケート・インラインスケート・スケート（キック）ボード他。

６．可燃性危険物・劇薬など
火気・燃料類・花火・火薬など。バッテリー・大量のマッチも含まれます。

７．騒音を発するモノ
極端に大音量のラジカセ類、楽器、メガホン他、騒音を発する可能性のあるもの。

８．その他スタッフが危険と判断したモノ全て
当日の状況や周囲の混雑具合で、急な変更もあります。

以下のコスチュームは制限・禁止される場合があります。

次にあげたコスチュームは、状況や衣装の内容によって制限・禁止される場合があります。
違反者は、コミケット会場からの退場のみならず、内容によっては法律に触れ、着用者自身が罰せられる場合もあります。十分に注意してください。

○業務上の権限の強い制服類

公務員（特に警察官・消防官・自衛官・海上保安官）や、業務上指示をする権限を持つ職種（ガードマン・東京ガスなどの公共性の強いもの）に関係する制服は着用出来ません。
また、これらに類似したコスチューム（一般の人に見分けのつきにくい服）も制限を受ける場合があります。ビッグサイトに隣接していない公共交通機関は問題ありません。
※「逮捕しちゃうぞ」「こち亀」などは、階級章・交通腕章を付けないで下さい。消防などのレスキュー隊員も階級章・記章は、いっさい付けることは出来ません(パロディは可)。 自衛隊パターンの作業服は、階級章を外して下さい。
「関係官庁からの強い指導により、刑事などが私服の上に着用する腕章類は、複製品・自作の品を含め、持ち込めなくなりました。違法性も問われますので、十分に注意してください。迷った時は、コスプレ相談所にご相談下さい。」

○ハリボテや着ぐるみなど、被りモノ、眼帯、マスク

出来る時間、場所を更衣室担当スタッフに確認してください。
また、着用時に「視界が大きく制限される・聞こえにくくなる」被りモノは移動時には、必ず外すようにして下さい。混雑時には、移動の制限もあります。
マスクを被ったまま、フルフェイスのヘルメットのままでは、サークルの配置してあるホールへは入場できません。

○常識を逸脱した衣装、極端に不快感を誘う衣装
　差別的要素の特に強い衣装

「社会的に影響の強い個人（存在）」を特定する衣装も該当する場合があります。
露出が極端な場合も、制限します。

○周囲に迷惑の掛かる衣装類

他人に引っかかるような衣装、粘着質の衣装、未乾燥の塗料、血のりも含みます。
また、強い臭気を放つモノ、極端な高熱や光を発するモノも該当します。
長すぎるスカート、マントなども、移動を制限する場合があります。

露出に関して（女性・女装が対象です）

過度の露出に対して、警察から「自粛要請」の指導を受けています。まず、この点をご理解ください。この件に関してのトラブルが生じた場合には、当事者が直接警察と応対するという形になります。「ワイセツ性」という基準は、主観が占める部分が多いため、同じモノを見ても、人によって判断が違ってきます。細かい規定・画一的な規則を決めていませんので、自粛や自衛といった形で対応して下さい。この部分に関して迷った場合は、コスプレ相談所に来て下さい。

悪質な隠し撮りや透視撮影を行う犯罪者がいます。
ポーズをとる際やコスチュームの隙間など、ちょっとしたスキを狙われないように十分に注意して下さい。

以下の説明にもありますが、胸部・腰部は必ず隠れるように、そして濃い目のストッキングをはく、などの方法で対処して下さい。基本的には、自主規制を推奨します。
ただし、肌・下着の露出が極端な場合、目に余る場合は指導・禁止の処置を行います(ここは男性も含みます)。

１．胸部

胸元や脇の部分は、特にしっかりと縫製してください。
もちろん、下着を着用するのは絶対条件です。できれば、コスチュームの下にノースリーブやビスチェを着て下さい。
下着の大半が見えるコスチュームは、禁止します。

２．腰部・脚部

基本的に、丈の短いスカート、スリットの深い衣装の場合はタイツを着用するようにして下さい。
その際には、色が濃い・白いモノを選んで下さい。パンストでは、許可が下りない場合があります。
どちらも、下着の着用は絶対条件で、下着のみは禁止です。
スパッツなどをはいて対処して下さい。
（男性も下着は絶対条件です）

○写真撮影に関して

コミケットは撮影会場ではありませんし、写真撮影にはルールを決めています。
コスプレを楽しむ上で、写真撮影は欠かせません。素敵なコスプレイヤーを撮るもの、自分を撮ってもらうのも、非常に楽しいことです。しかし最近、撮影する側とされる側の意識にズレがあるようで、トラブルが非常に多くなっています。
コミケットではコスプレをする、しないに関わらず、撮影をする参加者全員に、撮影のルールなどを書いたリーフレット「さいと」を配布しています。撮影状況の改善がされなければ、撮影の規制を行う予定です。
コスプレをする側に拒否されるならば、撮影をする必要は無くなるのです。
撮影を受ける際には「さいと」を持っているかどうかを確認して下さい。自分が撮影をする時には逆に、相手に見せるようにして下さい。
もちろん「さいと」は“撮影許可証”ではありませんから、イヤな撮影は断る権利が、“あなた”にはあります。
下品なポーズの強要、強引な撮影要請など困った時は、スタッフを呼んで下さい。

○アトラクションの禁止

特にビデオ撮影時に多いのですが、ポーズを決めていく中で「アトラクション行為」「動きのある行為」が考えられます。コミケットでは、アトラクションの類の行為は禁止されています。周囲に迷惑が掛かりますし、自分自身に危険も及びます。一向に改善されない状況を踏まえ、ビデオカメラなどの持ち込み禁止を検討しています。
また大声での合唱や、ラジカセ、楽器などの音出しも控えてください。

○取材に関して

コミケット準備会では、社会へのアピールを考え、出来る限り取材には協力して頂きたいと考えています。しかし、個々人の理由などで、写真掲載などが受けられない人も多いでしょう。もちろん、そういう場合は、無理に取材を受ける必要はありません。
取材を受ける時は、必ず相手の「取材者証」と「取材腕章」を確認して下さい。
取材者証を着けていない人は、無許可ですので絶対に取材を受けないで下さい。
取材申請をしている場合、１脚・３脚・レフ版」が使用できます。
これは、身分を明かし責任の所在がハッキリしているという判断からです。
また、取材者証を着けていても、相手の会社名、雑誌・媒体名を確認して、名刺などを貰うようにして下さい。メディアの名前を言えない、名刺を見せるだけで渡さない、などの場合は、相手の取材者証、腕章の番号と相手の名前を調べて、近くのスタッフまで知らせてください。
取材者証を隠す等、悪質な場合には、大声でスタッフを呼んでかまいません。
強引な取材、しつこい取材等、不快な思いをした時も、取材者証と名前を控えてスタッフへ知らせて下さい。
ニセ取材（無許可含む）、ニセスタッフに注意！

○盗撮に関して

以前より「コスプレに対する盗撮」が行われていることを書いてきました。
この「盗撮」は、更衣室内部を狙ったモノと、更衣室の外でも相手のスキを狙い撮影をするモノが主にあります。もう一つは、コスプレとは関係ありませんが、トイレ内での盗撮です。
更衣室内の撮影は、非常に悲しいことですがそこを利用した「コスプレをする人物」が行ったとしか考えられません。これは明らかな犯罪行為ですし、この様な愚劣な行為を行った者を「参加者」とは呼びません。
コミケット準備会側でも、できる限り対策を立てますが、自衛も行って下さい。
更衣室・トイレ内で不審な荷物を見つけたり、あやしい行動をしている人物をみたりしたら、すぐに近くにいるスタッフに知らせて下さい。もちろん屋外・ホール内でも、不審者には注意して下さい。この様な処置を行うにあたり、荷物の点検などを行うこともあると思います。状況をご理解の上、ご協力をお願いします。
「コミックマーケット・コミケット・コミケ」は商標登録を取りました。無許可で、この名称を使った業者に対しては、法的な対応が出来ます。そのような商品を見つけた方は、ぜひとも、奥付の住所へご一報下さい。
もちろん「盗撮行為」そのものに対しても、コミケット準備会では、強い態度で対応を行います。犯罪行為ですので、最終的な処断は、警察などの担当省庁に預けます。
また、新しく制定される法律・条令とも対応していきます。
この様なビデオ・雑誌の類は、買う人物がいるから作られるのです。こういったモノは下らないと判断し、好奇心でも買わないということが大事なのです。
盗撮行為は、得るモノは少なく、失うモノは多いのです。

○雨天時の撮影に関して

コミケットの混雑状況は、非常に特殊なものです。屋外にあるコスプレ広場を利用しても、混雑の緩和は難しくなっています。
このような状況で雨が降ると、混雑が増加する事は明白です。
その中、大規模な集合撮影や距離を取る撮影をしたらどういう事になるでしょうか？
過去の経緯も踏まえ、雨天時には基本的に、撮影条件を縮小していきます。
皆が少しずつ我慢をする必要があります。ご理解の上、ご協力下さい。
○基本的に撮影は自粛。コスプレイヤー同士の記念撮影程度。
○集合撮影は、被写体は５人まで、撮影者は１人まで。
○撮影可能場所は、更衣室前広場、西地区４ホール混雑対応用スペース。
〇撮影機材の制限に関してはカタログを参照してください。

コスプレ広場は午後３時で終了します。

その他の注意

○盗電は犯罪です

ノート型パソコン、その他モバイル、ビデオカメラなどのバッテリー、携帯電話などへの充電、ドライヤーの使用など、会場の電源（コンセント）から無断で電気を使用することは、窃盗行為に当たります。コミケットでは、限られた場合を除き、会場内の電源使用は認めていません。
この類の行為は一切禁止します。

○被害届に関して

残念ながら、置き引き・暴力・盗撮などの犯罪行為が、コミケットでも起きています。
これらの行為に対し、警察への正式な被害届けを出す場合には、本人が警察に行って、書類を書かなくてはなりません。
最寄の警察署・交番への地図を、各地区本部に用意しています。お問い合わせ下さい。

○イベントルールに関して

このところの開催で、いくつか気になることがあります。
ひとつは、コスプレのまま来場する人が増えていることです。コミケットでは、コスプレのままの来場を厳禁しています。「他のイベントはよかった」「Ｗカップはいいのに」注意された人の中には、このような発言をする人がいます。しかし、コミケットでは禁止しているのです。
同様に、長モノや違反アイテム、危険物を持ち込む人がいます。コミケットのルールを知らないというのです。他のイベントではよくても、コミケットは、その特殊性ゆえに禁止しているのです。
自分が参加するイベントが、何を目的としているのか、どのようなルールがあるのか知ることは、コスプレという表現活動をする上で、必要なことではなかったのでしょうか。

コミケットは、“参加者”の協力によって、成り立っています。自分も一人の参加者であるという自覚を持って来場して下さい。そのためにも、コミケットのルールを熟読して下さい。

イベントは、それぞれにルールがあります。イベントの特性を考え、自分の趣向にあったところに参加していくことが、結果としてコスプレを長く残していくことになるのだと思います。

○車での来場はやめましょう

コミケットは非常に混雑するイベントです。近隣の駐車場に空きはありません。もちろん、不法な路上駐車は取り締まりの対象になります。車での来場は遠慮してください。
また、車でのコスチュームに着替えてくることも、固く禁止しています。コミケットのルール通り、必ず更衣室を使い、登録をするようにして下さい。

コスプレのままでの入場・帰宅は禁止します